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家族の年代や構成などによってもマイホームの選び方は変わってきます。ここでは、それぞれのポイントを抑えながらみていきましょう。
それぞれがマイホームへの希望条件を持っていることと思いますが、全員の希望を全て叶えられる物件はほぼないと考えていいでしょう。購入時に全員が納得できるように、まずは希望条件について話し合い、優先順位を決めておきましょう。
話し合いで優先順位が決まったら、いよいよ物件選び。家族構成別のポイントをみてきましょう。
70m²以上のマンションを購入し、短期間で返済 マイホームの購入を検討するのは、第一子が入学する前が多いといわれていますが、DINKSでの購入も増えてきています。共働きということで利便性が高く、管理も楽なマンションを購入するDINKSが増えているようです。二人暮らしだからと、50m²程度の物件を探す方が多いようですが、ファミリータイプの多い分譲マンションの中からはなかなか見つけられないのが実状です。しかし、売却のことも考えた場合は、70m²以上のファミリータイプを購入しておけば需要が高いため売りやすいともいえます。いずれ家族が増えるかもしれないという点からも70m²以上の物件を購入するのが無難といえるでしょう。ローンは返済期間を短めに組んで、総返済額を減らすというプランも検討しましょう。
子供がのびのび・安心して暮らせるマイホームを! 教育費についても考えながら、ローンを組む 日々の生活費に加えて、子育て中にかかってくるのが教育費です。大学まで行かせた場合は、子どもひとりにつき1,000万円以上かかると言われてます。ここに住宅ローンが加わった場合、返済し続けることを不安に感じる方も多いかと思いますが、組み方を工夫すればやりくりは可能です。月々の返済額を少なくしたい場合は、返済期間をなるべく長めに設定します。また、お金がかかる期間だけ負担が軽減できるようにマメに金利タイプを見直すという方法もあります。物件タイプについては、一戸建ての場合は子ども達が走り回っても階下を気にせずに過ごせるといったメリットがあります。マンションであれば、セキュリティーに配慮されているため、お子様が留守番をしなければならない時なども安心感があるでしょう。
バリアフリーを意識して物件を探す。退職までにローンは完済 子ども達が巣立って買替を考えているご夫婦も多いですが、ローンは退職までに返済することを前提に組むようにします。年金生活になった時にローンが残っていては、ゆとりある老後生活をおくることができないからです。生命保険文化センターの「平成25年度生活保障に関する調査」によると、老後に必要な生活費は最低でも月額22万円、ゆとりある生活を送るためには月額35.4万円が必要という結果がでています。しかし、受け取れる年金は厚生年金の場合でも月額16万円ほど。ここからローンを支払うことになっては、日常生活でさえままならなくなってしまいます。 買替先については、バリアフリー対応している物件を選びましょう。加齢が進むと摺り足気味になるため、少しの段差でもつまずいてしまい、怪我や寝たきりの原因にもなってしまいます。また、スーパーマーケットや病院、役所、銀行などが近隣にあるような利便性の高さも重視したいポイントです。
充実した毎日を送るためにも、物件選びは重要なポイントです。分からないことは不動産会社に相談をして、満足のいくマイホーム購入へとつなげてください。
橋本 岳子 (はしもと・たかこ)
20年勤めた不動産情報サービスの会社での経験を活かし、住まい探しが初めての方にも分かりやすい、生活者の目線に立った記事の執筆活動を手がける。
※ 2016年3月30日本編公開時の情報に基づき作成しております。情報更新により本編の内容が変更となる場合がございます。 ※ 本コンテンツは、不動産購入および不動産売却をご検討頂く際の考え方の一例です。
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